天鷲寺について
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生龍山 天鷲寺についてtemple

大阪の歴史と文化が色濃く残る、上町台地・夕陽丘の高台。
大阪城や古都・難波宮跡など、多くの寺社仏閣が立ち並ぶこの地に、1200年以上の歴史をもつ寺院「天鷲寺(てんじゅうじ)」はあります。
天鷲寺は、平安時代・延暦24年(805年)7月、天台宗の宗祖・傳教大師最澄さま(でんぎょうだいし さいちょう)によって開かれた、大変由緒あるお寺です。
當寺は、最澄さまが中国から仏教の教えを持ち帰ったことを記念し建立されたもので、「傳教大師入唐求法帰朝記念のお寺」として、天台宗の歴史の一端を今に伝えています。
天台宗とはabout
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天台宗は、「すべての人は仏になれる」という慈悲と智慧の教えを重んじる、日本仏教の中心的な宗派です。
6世紀の中国で天台智者大師智顗禅師(てんだいちしゃだいしちぎぜんじ)によって体系化され、日本には平安時代初期、伝教大師最澄さまが法華経を中心とした教えを比叡山に開いて広めました。
あらゆる行いに悟りへの道があるとし、座禅や念仏、写経、さらには日常生活や芸術も修行の一つと捉えます。
また「一隅を照らす」生き方を大切にし、自分を磨き、周囲を明るく照らすことで、共に仏の世界を目指すことを理想としています。
他のお寺との違いdifference

天鷲寺は天台宗寺院として積極的に年中行事や法要・永代供養などに取り組んでいます。

最澄さまが入唐求法から帰朝後、記念として建立した由緒正しいお寺です。
平安初期・天台宗の始まりに深く関わる貴重な存在です。

徳川家康の信頼を受けた「天海大僧正」が実際に住職を務めた歴史を持ち、
江戸時代には寛永寺とのつながりも深く、大阪を代表する天台宗寺院として栄えました。

長い歴史に加えて、現代に合わせた永代供養や納骨の受け入れなど、
時代に寄り添うお寺としても選ばれています。
天鷲寺の天井絵と飛天についてceiling

四季の草花や仏教にゆかりのある文様が彩り豊かに広がり、訪れる人々の心を静かに包み込みます。
見上げるたびに、新たな発見とやすらぎを感じていただける、当寺ならではの荘厳な空間です。
飛天の姿が天井絵にも描かれており、まるで仏さまの世界に包まれているような厳かな雰囲気を感じていただけます。
飛天とは、仏の世界を舞い飛ぶ天界の存在で、音楽を奏でながら極楽浄土を美しく彩るといわれています。
静かに舞う飛天の姿は、訪れる人の心にそっと寄り添い、やすらぎをもたらします。
日本仏教の代表的な宗派